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パラアスリート交差点2020

やってみる イメージ重視で体力強化=車いすバスケットボール・鳥海連志

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 3月に千葉県で行われるはずだったクラブチームの全国大会が中止になるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響は、車いすバスケットボール界にも及んでいます。選手が一番気をつけなければいけないのは、モチベーションを維持することです。やむを得ない状況ではあるので、今は地道に体力強化に充てる時期ととらえています。

 感染予防の面では手洗いとうがいの徹底はもちろんですが、普段の生活リズムを乱さないようにしています。特に食生活については、いつも以上に気をつけています。乳酸菌飲料を飲んだり、肉、魚、野菜をまんべんなく、バランス良く食べたりして、免疫力を高めるようにしています。

 現在は日本代表とクラブチームでの練習のほか、週2回程度ジムで個人トレーニングを積んでいます。現在のテーマは、体幹と下半身を鍛えること。2018年から競技用車いすの座面を高くしたことがきっかけです。座面が高くなればリバウンドを取る確率も上がります。その分、重心のブレが大きくなり、転倒する可能性もあります。改良した車いすに耐えうる体作りをすることが重要です。「今はここの筋肉を鍛えたい」「そのためにこのメニューを試そう」というように、代表のトレーナーとは密に連絡を取るようにしています。

 僕は「体の機能する部分を徹底的に鍛える」ことを自らに課しています。両膝から先がありませんが、その中でも左右差があって左脚の方が長く、動く際の力の入れ方も違ってきます。「足が爪先まである場合はこうやって力が入る」といったイメージをトレーナーから伝えてもらい、長い左脚から鍛えていく。そこでつかんだ感覚を右脚に落とし込んでいくのが大まかな流れになります。単に「やる」というよりは、「イメージ力を強化する」ことがトレーニングの前提になっています。

 自宅ではゴムチューブを使って体の深層部分にあるインナーマッスルを鍛えています。マッチョというよりは、ある程度の筋肉量がありつつ、しなやかな体になるのが僕の理想。トレーニングを通して瞬発力も持久力も磨き上げていきたいですね。(あすは陸上の高桑早生です)(タイトルは自筆)


 Q 休日などのリフレッシュ方法を教えてください。

 A 長風呂です。温度を39~40度とややぬるめに設定し、オフの日は7~8時間入っていることもあります。湯船につかりながら車いすバスケットやNBAの試合の動画を見ています。

 最近はアーティストのライブ映像を見ることも多いです。フォー・リミテッド・サザビーズやスーパービーバーといった日本のロックバンドを聴いています。競技からいったん離れ、気持ちを切り替える大事な時間です。


 ■人物略歴

鳥海連志(ちょうかい・れんし)氏

 長崎市出身。手や脚に先天性の障害があり、3歳で両膝下を切断。中学1年で車いすバスケットボールを始め、高校1年で日本代表入りした。2016年リオデジャネイロ・パラリンピック代表。17年のU23(23歳以下)世界選手権でベスト5(優秀選手)に選ばれた。WOWOW所属。21歳。

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