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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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復興のシンボル、大船渡の「ど根性ポプラ」 2度の津波に耐え 

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ど根性ポプラを見上げる越喜来地区の人たち=岩手県大船渡市で2020年3月8日、安高晋撮影
ど根性ポプラを見上げる越喜来地区の人たち=岩手県大船渡市で2020年3月8日、安高晋撮影

 東日本大震災で90人近くが犠牲になった岩手県大船渡市の越喜来(おきらい)地区には、津波に耐えた樹齢約80年のポプラの木が立っている。地元では「ど根性ポプラ」と親しまれており、市は復興のシンボルにしようと、木の周りを広場として整備した。今は地元住民の交流の場になっている。

 ポプラは高さ約25メートルで、三陸鉄道リアス線の三陸駅から約350メートル離れた海のそばに立つ。市内だけで50人以上が亡くなった1960年のチリ地震津波でも流されなかった。

 震災前、ポプラの木がある場所には、熊谷隼子さん(1月に死去)が住んでいた。義妹の厚子さん(75)によると、隼子さんの母が苗木を植えたところ、予想以上にぐんぐん伸び、30年ほど前、落雷を心配して「伐採しようか」と家族で話し合った。最後は厚子さんの娘が「残してほしい」と訴え、見送ったという。

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