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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「離れていても被災者だよ」 弟失った女性 同級生に救われ陸前高田に"居場所"

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仲間と灯籠(とうろう)に明かりをともす覚張あゆみさん(左)=岩手県陸前高田市竹駒町で2020年3月9日午後5時49分、三瓶杜萌撮影
仲間と灯籠(とうろう)に明かりをともす覚張あゆみさん(左)=岩手県陸前高田市竹駒町で2020年3月9日午後5時49分、三瓶杜萌撮影

 「おまえも被災者だよ」。東日本大震災の発生時に故郷を離れていたことで、「何もできなかった」と引け目を感じていた覚張(かくはり)あゆみさん(34)は、同級生のそんな一言に救われた。昨年、東京から岩手県陸前高田市に戻ってエステサロンを開業。11日の夜は灯籠(とうろう)に明かりをともし、大切な人や故郷に思いをはせる。【三瓶杜萌】

 市内の高校を卒業後の2004年に上京し、震災の日は職場だった東京都内のエステサロンにいた。仙台空港に津波が押し寄せるテレビ映像を見て、言葉を失った。家族や地元の友人には何度電話してもつながらない。仙台にいてようやく連絡が取れた父には「これから戻るが、みんなダメかもしれない」と言われた。

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