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第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の臨時運営委員会(委員長=八田英二・日本高校野球連盟会長)が11日、大阪市北区で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて大会開催の可否を検討した結果、中止を決定した。今月4日の運営委員会では、無観客での開催を前提に準備を進め、11日に再協議するとしていたが、その後、感染拡大の収束が見通せず、選手や関係者の安全を完全に守ることは難しいと判断した。
大会は戦争の影響で1942~46年に中断。開催決定後の中止は、史上初となる。
記者会見で毎日新聞社の丸山昌宏社長は「憧れの甲子園で何とかプレーさせてあげたいという思いから、無観客での開催をぎりぎりまで模索してきた。甲子園出場の夢をつかんだ選手のみなさんの心情を考えると断腸の思い。初めての中止は主催者にとっても痛恨の極みだが、選手には夢に向かってこれからも頑張ってもらいたい」と話した。
臨時運営委では、無観客開催を前提に大会本部がまとめた感染予防対策が示された後、阪神甲子園球場のある兵庫県や大会中の滞在先となる大阪府をはじめ、全国的に感染者数が増加していることを確認。また、出場校の動向についても報告があった。
◆ ◆ ◆
安全最優先 苦渋の決断
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患(りかん)された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
感染拡大を受けて、第92回選抜高校野球大会については無観客での開催に向けて準備をしてきましたが、11日の大会臨時運営委員会で中止を決定しました。開催に向けてあらゆる感染防止対策を準備してきました。しかし、国内の感染が収束する見通しは立っておらず、選手が安心して大会に参加できる環境を19日の開幕時点で整備できるかどうか不透明なこと、練習の一時中断などで選手たちが十分な準備をして大会に臨むことが難しくなっていることなどから、苦渋の判断となりました。
甲子園の舞台を待ち望んでいた32校の選手たちはもちろん、選手を支えてこられた学校関係者やご家族の皆様のお気持ちを考えると、誠に心苦しい思いですが、選手たちの安全を最優先に考えたうえでの結論です。全国の高校野球ファンの皆様にもご理解いただき、次の夢に向かって歩み出す32校の選手たちにどうか温かいご声援を送っていただきますよう、お願い申し上げます。
2020年3月11日
日本高等学校野球連盟
毎日新聞社
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