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金色のシルクハットに羽織はかま姿で日の丸を振る。世界のどこであろうと夏季オリンピック会場に赴き、声援を送り続けた「オリンピックおじさん」、山田直稔さん。昨年、92歳で亡くなったが、出身地の富山県南砺市井波地区にある「オリンピックおじさん展示場」では、1964年東京五輪から2016年リオデジャネイロ五輪までの活動の軌跡をたどることができる。【柳澤一男】
展示場は「道の駅井波 いなみ木彫りの里創遊館」(同市北川)の一角にある。お決まりの格好で金の扇子を笑顔で高々と掲げる山田さんのパネルが出迎える。足を踏み入れ、まず目を引くのが、記念の金杯や硬貨、メダルの数々。東京、札幌、モスクワ、北京……。現地で購入したといい、往時のままの輝きを見ることができる。
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