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第94回センバツ高校野球

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センバツ開催中止 智弁和歌山・中谷監督、夏に向け「切り替える」 新型コロナ拡大受け /和歌山

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第92回選抜高校野球大会の中止を受けて会見する中谷仁監督=和歌山市の智弁和歌山で、木村綾撮影 拡大
第92回選抜高校野球大会の中止を受けて会見する中谷仁監督=和歌山市の智弁和歌山で、木村綾撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)が11日、中止となった。日本高野連などの決定を受け、代表校に決まっていた智弁和歌山の中谷仁監督は、同校野球部のグラウンドで報道陣の取材に応じた。【砂押健太、木村綾、最上聡】

 中谷監督は中止の決定について、感染拡大の状況を考えると「仕方のない部分もある」と理解を示した。ただ、「最悪のことも想定していたが、非常に残念。細川(主将)をはじめこのメンバーで日本一を取りに行く思いで練習していたので残念」と何度も「残念」と繰り返し、無念さをにじませた。

 選手たちには、同校の室内練習場で中谷監督から「悔しいけれどもコロナウイルスという目に見えないものには勝てなかった」と大会中止を知らせた。夏の甲子園大会に向けて、「切り替えてこの夏は絶対に甲子園に出ないといけないぞ」と声をかけたという。

 選手たちから何か声が上がるということはなかったといい、中谷監督は、「最悪の場合を想定して準備していたのかなという表情だった」と語った。

県高野連会長「やむを得ず」

 中止の決定について、県高野連の愛須貴志会長は「各地で感染が拡大し、終息も見通せない。勝ち上がったチームが宿泊先に長期滞在することも考えれば、選手らの安全の確保は難しく、中止もやむを得ない」と理解を示した。センバツが阪神大震災や東日本大震災が起きた際も開催されてきた経緯にも触れ、「全国の人を勇気づけるのに高校野球は大きな役割を果たしてきた。苦渋の決断だったと思う」と述べた。出場がかなわなかった智弁和歌山の選手たちには、「心理的影響が心配されるが、克服して夏を目指して頑張ってほしい」と励ました。

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