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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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「武漢日記」が示す真実=坂東賢治

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 2012年の中国映画「風水」は1990年代の湖北省武漢市を舞台に、新しい高層アパートへの転居をきっかけに崩壊していく家族の姿を、気の強い武漢生まれの妻を主人公に描いた。

 原題は「万箭穿心(ばんせんせんしん)」。万の矢が心に刺さるという意味の成語だ。劇中、妻の知人が新居の「風水」が悪いという意味で使った。古い歴史を持つ武漢の土地柄や文化も映し出されている。

 原作者は武漢在住で魯迅文学賞も受賞した方方(ほうほう)さん(64)。新型コロナウイルスの流行で武漢が封鎖されて以来、この中国を代表する女性作家が書き続けるブログの「日記」が注目を集めている。

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