首相、火だるま森法相「厳重注意」で火消し急ぐ 官邸幹部「我慢の連続だ」

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国会の委員会での発言などについて安倍晋三首相から厳重注意を受けた後、記者団の質問に答えて問題の発言を撤回、謝罪する森雅子法相=首相官邸で2020年3月12日午後2時52分、川田雅浩撮影
国会の委員会での発言などについて安倍晋三首相から厳重注意を受けた後、記者団の質問に答えて問題の発言を撤回、謝罪する森雅子法相=首相官邸で2020年3月12日午後2時52分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相は12日、東日本大震災を巡り「検察官が最初に逃げた」と国会答弁した後に撤回した森雅子法相(参院福島選挙区)と首相官邸で面会し、厳重注意した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に注力する中、進退問題に発展すれば政権運営が不安定化しかねない。首相が直接注意することで火消しを急いだ形だ。【竹地広憲、宮原健太】

 首相は森氏と面会後、官邸で記者団に「不適切な発言について私から厳重に注意した。今後、より一層緊張感を持って職務を果たしてもらいたい」と神妙に語り、森氏を続投させる意向を示した。

 これに先立ち、森氏も記者団に「結果として法務省が確認した事実と異なる発言をした。誠に不適切だったと真摯(しんし)に反省して、発言を撤回し、深くおわびを申し上げる」と頭を下げた。

 問題の発言は9日の参院予算委員会で飛び出した。黒川弘務東京高検検事長の定年延長で、政府が法解釈を変更した理由に挙げる「社会情勢の変化」について問われ、森氏は唐突に「例えば東日本大震災の時、検察官は、福島県いわき市から最初に逃げ…

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