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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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家族救えなかった高校生の研究に応え 町が防災無線の内容変更へ 岩手・大槌

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幼い頃から通うヘアスタジオで髪を切った古川真愛さん(中央)と、見守る父の倫愛さん(左)=岩手県釜石市大町で2月29日、中尾卓英撮影
幼い頃から通うヘアスタジオで髪を切った古川真愛さん(中央)と、見守る父の倫愛さん(左)=岩手県釜石市大町で2月29日、中尾卓英撮影

 どうすれば、家族の命を救えたのだろう。東日本大震災で母と幼い弟、妹の家族3人を失い、そんな思いを抱え続けてきた高校生が、総合学習の授業で防災行政無線の内容について研究し、町がその成果を取り入れて変更を検討することになった。研究したのは岩手県大槌町の県立大槌高2年で釜石市に住む古川真愛(まなと)さん(17)。将来は防災の研究者になることが目標だ。【中尾卓英】

 震災当時、古川さんは小学2年だった。母の優子さん(当時32歳)は元看護師で明るく、よく絵本を読んでくれた。幼稚園年長で「にいにい」と後を付いてきた弟の叶愛(かなめ)ちゃん(同6歳)とは、いつか一緒に野球をすると思っていた。負けず嫌いだった妹の愛梨ちゃん(同3歳)とともに「大きくなった姿を見たかった」と最近思う。

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