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「致死率を下げながらコロナと共存するしかない」山本太郎・長崎大熱帯医学研教授に聞く

新型コロナウイルス対策で街頭を消毒する作業員=韓国・ソウルで3月11日、AP

 「犠牲者をできるだけ出さないようにしながら、共存するしかない」――。新型コロナウイルスの感染は世界124カ国・地域(各国の発表をまとめたサイト「worldmeter」調べ)に拡大し、世界保健機関(WHO)は11日(日本時間12日未明)、「パンデミック(感染症の世界的な流行)」と宣言した。「感染症と文明」の著者で長崎大学熱帯医学研究所の山本太郎教授は「封じ込めは不可能」と話し、感染拡大のスピードと致死率を下げる努力をしながら共存するしかない、と訴える。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】

 ――SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)、エボラ出血熱、新型インフルエンザH1N1――。なぜ我々は何度も感染症に襲われるのでしょう?

 ◆感染症の原因は人間と野生動物との接触です。かつては野生動物を家畜化したことでウイルスが持ち込まれました。例えば、麻疹はイヌ、天然痘はウシに由来します。新型コロナウイルスも、生態系への人間の無秩序な進出の結果といえます。

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國枝すみれ

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局、ニューヨーク特派員を経て、2019年10月から統合デジタル取材センター。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

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