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SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『東京、はじまる』『作家が選ぶ名著名作 わたしのベスト3』ほか

◆『東京、はじまる』門井慶喜・著(文藝春秋/税別1800円)

 門井慶喜『東京、はじまる』の主人公は辰野金吾。明治期に東京駅や日本銀行本店を設計したことで知られる建築家だ。安藤忠雄、伊東豊雄、隈研吾など世界的な建築家を輩出する現代日本だが、その礎を築いた大人物だ。

 辰野は1883年に英国留学から帰国。明治日本はまだ鷗外の言う「普請中」だった。江戸の名残を映す瓦屋根の家並みを見て、人が集まる「東京を人間の整理簞笥(たんす)にする」ことを決意した。「国家は建物である」の思いを抱き、建築家の道を歩き出す。

 そして手掛けたのが日本銀行本店、東京駅などであった。著者はすでにヴォーリズを小説化し、建築に詳しい作家として知られる。ここでも、建築工法などを詳細に叙述しながら、国家建設に懸ける明治人の気概を描いている。

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