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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『たまご 他5篇 光用千春作品集』光用千春・著

◆『たまご 他5篇 光用千春作品集』光用千春・著(小学館/税別1100円)

 読了後、胸中の窓が開かれ、これまでよりも潤いのある景色が見えるような短編漫画集。

 画風は、素朴である。登場人物の顔でいうと、目はぽつっとした点で、唇の厚みまでは分からせない。きわめて簡素にえがかれている。いわゆるヘタウマとはちょっと違う気がする。線と線の間の風通しがいいというか。

 収められた6つの物語のうち4話には、子供心のリアリティーがくっきりと映し出されている。その中でもいちばんぐっときたお話は「星に願いを」だった。存外冷めた視点、まっとうな反抗心の発露、しかしお金も家の鍵も自由に扱えない無力さ。そう、前作の『コスモス』も、ステレオタイプでない、女の子のお話だった。

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