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シネマの週末・この1本

コロンバス 建築の美、小津の味で

 モダニズム建築と小津安二郎監督への愛情にあふれた映画。米中西部の小都市コロンバスで出会った一組の男女の数日間を、淡々と描く。日本映画の雰囲気も漂わせた、ちょっと風変わりな米国映画。

 ケイシー(ヘイリー・ルー・リチャードソン)は、モダニズム建築の逸品が建ち並ぶコロンバスの、図書館で働いている。建築に興味があり大学進学を勧められているのに、同居する薬物依存歴のある母親が心配で踏み出せない。韓国系米国人のジン(ジョン・チョー)は、建築学者の父親が倒れたためにコロンバスに駆けつけた。建築には興味がなく、父親と確執を抱えて見舞いにも及び腰。ケイシーがジンの父親のファンだったことから、2人は言葉を交わすようになる。

 大きな物語はない。2人は町の建築物を回っては話をする。建築と親子関係が共通項だが、それらに対する姿勢は正反対で、そもそも赤の他人だ。しかしその距離感がほどよくて、少しずつ本音を漏らし、親身になってゆく。

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