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新型コロナ WHO「パンデミック」 政府、適切な発信を=くらし医療部長・田中泰義

 「村の住民が次々と死んでいく恐怖は忘れられない」。私が1998~99年、米アラスカ州で暮らしていたときに出会った先住民の長老の言葉である。20世紀前半、州は正体不明の病気に襲われた。原因は、結核とインフルエンザという感染症だった。白人に持ち込まれ、先住民に大きな打撃を与えた。現代と違い、情報量は極めて乏しい。長老は「見えない敵だけに、右往左往するしかなかった」と振り返った。

 今、世界は新型コロナウイルスという新たな敵に直面している。感染者は100カ国・地域以上の約12万人に上った。株価は乱高下し、イベントの延期や中止が相次ぐ。電車内でせきをすると、周囲の視線が一斉に向けられる。世界保健機関(WHO)は、世界的な流行を意味する「パンデミック」の状態にあると表明し、警鐘を鳴らした。

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