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第93回センバツ高校野球

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高校野球 明石商OB・水上桂捕手に聞く/上 甲子園の思い出 人生変えた本塁打 /兵庫

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ドラフト指名を受け、ともに甲子園で戦った重宮涼・前主将(右)とがっちり握手を交わす水上桂捕手=明石商で、韓光勲撮影 拡大
ドラフト指名を受け、ともに甲子園で戦った重宮涼・前主将(右)とがっちり握手を交わす水上桂捕手=明石商で、韓光勲撮影

 2019年秋のプロ野球ドラフト会議で7位指名され、明石商から楽天へ入団した水上桂捕手(18)=背番号78。卒業式(2月26日)に出席するため母校に帰ってきた「桂(けい)ちゃん」に、3季連続で甲子園の土を踏んだ高校時代の思い出、U18ワールドカップ(W杯)高校日本代表でのライバルたちとの交流、プロでの生活ぶりなどを聞いた。【聞き手・韓光勲】

 ――明石商での3年間で一番の思い出を教えてください。

 この3年間は初めに予想していたよりも充実した内容になりました。一番の思い出は、(19年の)夏の甲子園の初戦、花咲徳栄戦です。相手は優勝候補でしたが、先発の中森(俊介投手・2年)の調子が立ち上がりから良く、うまく抑えられました。(五回裏2死一塁から中越え2ランを放ち)小さい頃から憧れた甲子園で、しかもバックスクリーンにホームランを打つこともできた。まさか入るとは思わなかったので、うれしかったですね。

 ――では、悔しい思い出は。

 (2―4で敗れた19年センバツ準決勝の)東邦戦です。連投の影響で中森の球はあまり走っていませんでしたが、コースをうまく突いて接戦に持ち込めました。でも、打線が中森を援護できませんでした。

 (0―0の七回に)3ランを打たれた場面では、ストレートしかないカウントで、そのまま素直にストレートを要求してしまいました。バントフライの処理で悪送球もしてしまい、悔しかったです。

 ――高校生活での楽しい思い出は。

 2年生の1月初めにあった修学旅行ですね。直前の12月の練習は一番しんどかったのですが、「修学旅行があるから」と頑張って乗り切りました。新潟県の苗場でスノーボードをしました。人生初でしたが、けっこう滑れて楽しかったです。

 また、東京ディズニーリゾートにも初めて行きました。まさに「夢の国」でしたね。「タワー・オブ・テラー」が楽しかったです。重宮(涼・前主将)や、サッカー部の友人ら10人ぐらいで回りました。

 ――明石商に来て良かったですか。

 本当に良かったと思います。甲子園で試合ができ、人生が変わりました。入学時の目標は「最後の夏にベンチ入りすること」。まさか、こんなに高校生活が順調にいくとは思わなかったです。

 ――明石商の練習は厳しかったですか。

 厳しかったです。狭間善徳監督は「下手くそは練習しないと」とよく言っていたので、納得がいくまで、とことん練習しました。ノックを2時間ほど受け続ける日も珍しくなかった。「司令塔」である捕手はみんなに指示を出す立場であり、ホームでミスが出ると即、失点につながるため、常に緊張感を持って練習していました。


 ■人物略歴

水上桂(みずかみ・けい)さん

 2001年7月生まれ、宝塚市出身。172センチ、76キロ。右投げ右打ち。2年生だった18年夏に一塁手で甲子園デビュー。19年は2番・捕手として春夏連続の甲子園4強に貢献した。

〔神戸版〕

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