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“ブラック職場”の現実、実名で語ります…現役教員に広がる動き

「先生も大変なんです」を出版した江澤隆輔さん=2020年2月20日、太田敦子撮影

 先生も大変なんです――。長時間労働が当たり前の「ブラック職場」と言われる学校現場の本音を、現役教員が実名で明かし始めた。組織のしがらみや世間の目がひときわ厳しい教育者の世界。何が教員たちを動かしたのだろうか。【太田敦子】

 福井県坂井市の市立小教諭、江澤隆輔さん(35)は3月、「先生も大変なんです――いまどきの学校と教師のホンネ」(岩波書店)を出版した。現場のリアルな実態を明かしながら、疑問点を明快に分析している。

 例えば、教員の始業時間は午前8時なのに、7時半に校門を開けているのは「レストランならスタッフが出勤する前に店が開いているようなもの」。英語、プログラミング、道徳など、学習指導要領が改定されるたびに新しい業務が増える一方で、畳む業務はない「ビルド・アンド・ビルド」。教育委員会の指導主事が参観する1コマの授業のために、教員が数十時間かけて指導案作りをするなど、関係者以外は知らない内幕も出てくる。

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