プロ野球 オープン戦 西武1-0ヤクルト 西武・ニール、仕上げる

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 (14日)

 ■春風

 メットライフドームは屋根と座席の合間から外の風景が見渡せる。この日の埼玉県所沢市の気温は午後3時には1度まで下がった。ドームの外側は雪が舞う悪条件下、西武の先発・ニールは「感触を確かめながら投げた」と3回無失点でシーズン開幕への試運転を終え、白い息を吐いた。

 動くボールを内外角にきっちり制球した。受けた新人捕手の柘植(ホンダ鈴鹿)が「ニールさんにリードされた」と感心したほどだ。

 三回2死一、二塁、ヤクルトの4番・村上に対しフルカウントからの6球目だった。ニールは内角カットボールのサインに首を振り、落差の大きいチェンジアップを低めに投じて空振り三振に仕留めた。「バットに当てさせない方がいいという考え。自分の考えの上を行った」と柘植はうなった。

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