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「若者の恋愛ドラマ離れ」。そんな見出しでいくつかのメディアが、数年前に特集を組んだ。私も当時取材を受けた一人だ。教え子たちにその旨を聞くと、「私たちが見たくなるような恋愛ドラマがないだけです!」と極めて明快な答えが返ってきた。それからしばらくして生まれたのが、契約結婚をキーワードにした「逃げるは恥だが役に立つ」(MBS系)だった。新垣結衣と星野源の恋物語に多くの人が胸をときめかせた「逃げ恥」は、一大ブームとなった。作品には、恋愛だけにとどまらない社会への問題提起もあった。
放送中の「恋はつづくよどこまでも」(MBS系)。制作は「逃げ恥」と同じくTBSで、火曜午後10時からの放送という点も同じだ。「恋つづ」が、私たちの心を強くつかんでいる最大のポイントは、クールな敏腕医師、天堂を演じている佐藤健のイケメンぶりと、天堂への恋心の炎を決して消すことなく、ひたすらまっすぐに突き進んでいく看護師、七瀬役の上白石萌音(もね)のけなげさだ。クライマックスも近づき、視聴者は皆、七…
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