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猫をテーマとする楽曲が多く、「猫と五つ目の季節」「猫町ラプソディ」など猫との暮らしをつづった著作もある音楽家の山田稔明さんが三毛猫ポチちゃんと暮らすことになったのは19年前。多頭飼育の写真家が転居を迫られていると聞き、当時2歳のポチちゃんを引き取った。「運命のように出会い、良い時も悪い時も一緒に過ごしました」
ある冬の夜、玄関ドアの隙間(すきま)からポチちゃんが外に出てしまい、粉雪の舞う中を捜し回った。空が白むころに発見し、ぶるぶる震えるポチちゃんを抱いて家に入り、ニャーンと鳴く声を聞いたとたん、山田さんも泣いたのだった。
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