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漆黒を照らす

/92 バグダッドデモ・青年の死 イラク戦争17年、希望どこに /大阪

治安部隊に撃たれ死亡した18歳のアブドゥルラハマンさん。=2020年1月撮影、家族提供

 イラクの首都バグダッドや南部地域では2019年秋から大規模な反政府デモが続く。政治家の腐敗を糾弾し、改革を訴える若者を主体とした抗議行動は、国政を揺るがす事態になった。デモ発生以来、私はネット電話でバグダッドのデモ参加者たちと連絡をとり、彼らの思いを聞いてきた。

 アルバイト店員のフセインさん(23)は、19年10月から行動に参加。「産油国なのに国民生活は困窮。アメリカやイランに振り回されても、政治家は自分のことしか考えていない」。彼は、このまま沈黙すればイラクに未来はない、との思いで加わった。

 抗議行動の拠点となっているのは、市内中心部のタハリール広場だ。周辺では数百人がテントなどに寝泊まりしながら、連日抗議行動を重ねてきた。「政治や社会への不満を抱えていた若者たちが一体感を共有できたのが、あの広場だった」とフセインさんは話す。

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