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休校中の学習指導、どうすれば? 「格差広がる」と懸念も

配布されたキーボード付きタブレット端末をつかって課題に取り組む女子児童ら=東京都渋谷区で2020年3月17日、江畑佳明撮影(画像の一部を加工しています)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公立学校が一斉休校してから約2週間。18日時点で一部の自治体では学校が再開しているが、3月下旬の春休みまで休校を継続する予定の学校もある。専門家からは休校が長引く中、家庭環境やオンライン教材へのアクセスのしやすさによって、子供たちの学習内容に格差が生じると危惧する声も上がっている。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

 東京都渋谷区の小学5年の女子児童(11)の元には、3月2日の休校以降、学校から配布されたタブレット端末を通じてこれまでに2回、宿題が送られてきた。算数や理科、社会などの授業動画を視聴し、タブレット上で問題を解くと「正解」「不正解」がすぐわかる学習ソフトだ。宿題には担任から「体の調子はどうですか」などのメッセージがついていた。女子児童は「仲のいい友達に会えないのはさみしいけれど、毎日先生のメッセージを見て、先生が私たちのことを考えてくれていると伝わってくる。タブレットの解説動画もわかりやすい。正解か不正解かがすぐにわかるところも勉強しやすくていい」と話す。

 渋谷区教委によると、区は2017年9月から、区の独自予算で区内の全区立小中学校に通う児童・生徒に1人1台タブレット端末を配布。家庭に持ち帰り可能にし、これまでも週末や長期休暇にタブレットを使った課題を出していた。オンラインでやりとりできるため、学校側が学習の進捗(しんちょく)状況を把握できる。区教委担当者は「緊急事態の今、これまでの取り組みが生きている」と語る。

 ただ、都教委によると、渋谷区のような取り組みは限られているのが現状だ。担当者は「教員が紙のプリントで課題を配布したり、学校のホームページに課題を掲示したり、各校の状況に応じてやっているようだ」と話す。

 東京都内の別の区の区教委担当者も、学習機会の確保は各学校に任せていると語る。「急に休校になったので、急きょプリントを作成して最後の登校日に渡しているが、その後の対応は各校によって違う。担…

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塩田彩

大阪府出身。2009年入社。前橋支局、生活報道部を経て19年5月より統合デジタル取材センター。障害福祉分野を継続的に取材しています。好物は児童文学。

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