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「まずいのでは」と上司に言ったが…虚偽広告制作の実態 元ライターが証言

虚偽広告の制作について証言する男性=東京都港区で2020年2月5日、後藤由耶撮影

 スマートフォン向けニュースアプリ大手で東証1部上場の「Gunosy(グノシー)」(東京都港区)の完全子会社「digwell(ディグウェル)」が、化粧品やダイエット食品、育毛剤などについて、架空の「口コミ」や関係のない写真を使うなどした虚偽の広告を制作、配信していたことが毎日新聞と調査報道グループ「フロントラインプレス」の調べで明らかになった。2018年4月から約4カ月、グノシーの契約アルバイトライターとしてディグウェルで虚偽広告を制作したという30代の男性がインタビューに応じ、その手法や、上司に「まずいのでは」と伝えても聞き入れられなかったり「人をだましている」との良心の呵責(かしゃく)に苦しんだりしたことを明かした。【聞き手・大村健一/統合デジタル取材センター、フロントラインプレス】=記事下にインタビュー動画

 ――ライターになったきっかけは。

 ◆求人サイトで見つけました。商品のレビュー(評価)などをする仕事ということだったので、応募しました。

 ――どのような形で仕事をしていたのでしょうか。

 ◆月曜日から金曜日の5日間出勤し、時給は1200円だったと記憶しています。最初の数日は研修みたいなことをして、1週間後には虚偽を含む広告を作り始めていました。私以外に5人ぐらい同じような仕事をしているアルバイトがいました。

 ――虚偽広告を作る指示は誰がしていたのですか。

 ◆ディグウェルの社員から「この商品についてこういうふうに書いてください」と指示がありました。書いたものは社員がチェックし、(メッセージアプリの)Slack(スラック)で修正を求められるなどのやりとりをしながら制作していました。

 主に手がけたのは美白クリームとか美容液とかですね。体臭や口臭ケアの商品やサプリメントなどの広告も作りました。週に2~3本、合計でだいたい30~40本ほど、そういう広告を作ったかと思います。

 社員から「これまで売れ行きがよかった自社の広告の構成をまねてみましょう」と、会議の場でも言われました。商材ごとに書き方などを個人的に指示されることもありました。

 ――具体的にどのように虚偽広告を作っていたのでしょうか。

 ◆私が架空の人物になりきって書いていました。たとえば…

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