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専門家「科学が政治に負けた」 首相独断の一斉休校に憤り 一方、英国は…

 新型コロナウイルスの感染症を巡って、全国一斉休校などを首相が「独断」で決めたことに対し、無視された形の感染症の専門家から批判の声が出ている。科学的な根拠に基づき政策決定しようとする英国とは対照的な姿勢に、専門家は「科学が政治に負けた」と憤る。

 「極めて残念だ」。日本記者クラブで10日に岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は、政治家が科学を顧みなかったことについて、あきれた様子でこう述べた。

 岡部氏がメンバーを務める政府専門家会議は2月下旬、科学的な知見に基づき閉鎖空間に集まることの危険性などを提言した。だが、安倍晋三首相は「対策が遅れた」と批判的な世論に呼応。提言にない大規模イベントの中止・延期や一斉休校などを相次いで要請した。

 感染者がいない県もあり、要請の根拠を疑問視する声は野党だけでなく与党からも上がった。直後に岡部氏は「専門家会議で議論したものではない」と反論した。別のメンバーも「感染者の発生地域だけ休校した場合と違い、全国一斉休校したのでは、感染をどの程度抑えられたかを検証できない」と述べた。

 一方の英国。「どの段階でも我々は科学に従ってきた」。12日、記者会見でジョンソン首相は、政府首席科学顧問と主任医務官を同席させ、冒頭8分間の演説で「科学」という言葉を5回も使い、対策の根拠を…

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