川内原発はなぜ停止した? 九電と規制委、テロ対策巡る「すれ違い」

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九州電力の川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で2019年1月18日、本社ヘリから津村豊和撮影
九州電力の川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で2019年1月18日、本社ヘリから津村豊和撮影

 九州電力の川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が16日、テロ対策施設の完成期限に間に合わないため、全国で初めて稼働を停止した。川内2号機も5月に停止する見通しで、2021年3月期の業績悪化は確実となった。九電が停止に追い込まれた背景には、原子力規制委員会による工事の審査への甘い見通しがあった。

 九電が審査の最初のステップとなる工事計画を申請したのは17年5月。この時点で完成期限まで3年を切っていたため、九電は規制委の審査がスムーズに進むよう計画を3段階に分けた。だが、玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働準備などが同時期にあり、人手が足りなかったうえ、規制委からの「重箱の隅をつつくような指摘」(九電幹部)が相次…

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