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平和をたずねて

昭和の戦争を語る/61 水没戦死 260人=広岩近広 /大阪

 ベニヤ板製の「震洋艇」による特攻訓練をへて、岩井忠熊さんは第39震洋隊の艇隊長として、石垣島に向けて輸送船で進発した。ところが途中で米軍の魚雷を受け、輸送船が沈没する。岩井さんに回想してもらった。

     ※   ※

 岩井忠熊さん 私たち第39震洋隊員の187人と震洋艇28隻を乗せた海軍徴用船「道了丸」は、1945年3月19日に佐世保を出港します。このあと第45震洋隊が乗りこんだ「鹿島丸」など4隻の貨物船が加わり、船団が結成されました。船団の警備は、5隻の護衛艦と3隻の海防艦と2隻の特設掃海艇です。

 3月22日午後5時10分、屋久島と奄美大島の中間海域で、大音響と同時に強烈な衝撃を受けました。後部の士官室にいた私は吹き飛ばされましたが、すぐに甲板に走り出ます。船の前半部はブリッジもろとも消え、甲板上では血みどろの兵士が、断末魔の声をあげていました。

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