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見聞録

入江泰吉旧居(奈良市) 奈良撮り続けた偉大な写真家 時を忘れ、落ち着く空間 /奈良

室内に飾られている入江氏の写真=奈良市で、塩路佳子撮影

 奈良の仏像や風景を撮り続けた写真家、入江泰吉氏(1905~92年)の旧居(奈良市水門町)が3月、公開から5年を迎えた。往年は文豪・志賀直哉や随筆家・白洲正子、画家の杉本健吉らも足を運んだという。訪ねてみると、そこは心がホッと落ち着く空間だった。【塩路佳子】

 旧居は東大寺の旧境内にあり、入江氏が戦後から、86年の生涯を閉じるまで住んだ木造平屋建て。日本を代表する写真家の住居でありながら、意匠をこらしたきらびやかさはなく、そのたたずまいに控えめな風情を感じる。

 「このソファに入江先生が座っていました」。旧居でガイドや講座の企画をするコーディネーターの倉橋みどりさん(53)が、庭に面した応接間を案内してくれた。青色のソファに腰を下ろすと、窓越しに入江氏が好んで植えたというツバキが咲き、吉城川の流れる音が聞こえる。どこからか鳥も飛来してきた。時間を忘れる心地よい空間だ。初夏はホタル、秋は紅葉も楽しめるという。

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