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NPT発効から50年

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 核拡散防止条約(NPT)が発効してから3月で50年を迎えた。米露の核軍縮交渉や、東西冷戦の終結を経て世界の核兵器数は大幅に減ったものの、「核兵器なき世界」の実現に向けた道のりはまだ遠い。その中で、米露両国が新型核兵器の開発を急ぐなど、新たな軍拡競争が始まる兆しもある。現状と課題を探った。

日本、協議の橋渡し役に 岸田文雄・自民党政調会長

 NPTは50年間、核軍縮、不拡散における基盤の役割を果たしてきた。核軍縮を巡る議論は、核実験全面禁止条約(CTBT)や国際原子力機関(IAEA)などさまざまな枠組みがあるが、NPTはすべての議論の基盤だ。この体制がなければ、核保有国はどんどんと拡散していったはずで、NPTが果たした役割は大きかった。

 だが、残念ながら現在、世界の核軍縮、核不拡散に向けた足並みがそろっていない。信頼を醸成するどころか、逆に信頼が崩れようという大変残念な状況にある。

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