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石川創先生の鯨塾

/12 南極海から見た捕鯨問題 資源か特別な生物か /山口

調査船「第3勇新丸」(左)に衝突するシーシェパードの妨害船=2010年2月6日、日本鯨類研究所提供

 日本が昨年まで行っていた南極海の調査捕鯨は、さまざまな成果を上げる一方で、激しい妨害を受けた。調査員や調査団長として20年以上、現場にいた経験を踏まえ、捕鯨問題について考えたことを話す。

 ■ザトウなど急増

 国際捕鯨委員会(IWC)の商業捕鯨一時停止の決定に従い、日本は1987年に調査捕鯨に切り替えた。調査の目的は、IWCに対して、鯨が持続的に利用できることを科学的なデータで証明し、商業捕鯨を再開することだった。

 南極海での調査捕鯨は、南極海のほぼ半分に当たる広大な海域で目視調査を行いながら、捕獲した鯨の計測や標本採集など100項目を超える生物調査を行った他、鯨を殺さずに皮膚のDNA標本だけを採る調査などにも力を入れた。第1期の調査で、クロミンククジラの生物学的な特性値を明らかにした一方、ザトウクジラなど絶滅危惧種と言われていた鯨が急増して、クロミンククジラの栄養状態が悪化していることもわかった。

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