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余録

保険会社のアフラックが日本で…

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 保険会社のアフラックが日本でがん保険普及を成功させたのは「マスク」のおかげだという。1970年の大阪万博で来日した当時の米国人社長が、町中でマスクをかけて歩いている人々を見て驚いたのだ▲みんな風邪よけのためにマスクをかけていると聞いた社長は、病気のリスクに対する日本人の敏感さを知ったという。ならば当時、すでに日本人の死因第2位となっていたがんの保険も成功するだろう――と日本進出を決めたそうだ▲日本など東アジアのマスク着用の習慣は、1世紀前のスペイン風邪で定着したらしい。新型コロナウイルスの感染拡大は、マスクが医療従事者や重病患者のものと思っていた他の地域の人々の間で「マスク文化」摩擦も起こしている▲このうち米国では、マスクをしたアジア系の人が暴行を受ける事件が相次いでいるという。マスクは感染者がするもので、健康な人の予防には効果的でないとの当局の呼びかけもあり、アジアの「マスク文化」が差別の標的となった▲一方、感染が急激に拡大する欧州ではマスク姿の人々が急増しているという。こちらは文化の東アジア化だが、こと保健当局は感染の疑われる人以外のマスク着用は推奨していない。やはり心配は医療機関などでのマスク不足である▲ウイルスは阻めなくとも、手指の顔への接触防止や、周囲への気遣いなどでなおマスクの需要の高まる日本だが、品薄は続く。まずは病院や高齢者施設に行き渡らせねばならない「マスク文化」の試練の時だ。

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