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関電・原発マネー

/下 第三者委報告 不祥事招く「閉鎖性」

 「この会社の隠蔽(いんぺい)体質を断ち切るのは容易ではない……」。関西電力の社外取締役は、問題を調べた第三者委員会の調査報告書を読み、ため息をついた。第三者委が背景として指摘したのは、大阪の本店から離れた福井県にある原子力事業本部の閉鎖性と、それを許した組織としてのガバナンス(企業統治)の不足。関電では、日本の原発をけん引してきたという自負や原発の特殊性が「閉鎖的な村社会」を生み、それを温床に不祥事が繰り返されてきたが、今回の問題でもその構図が浮き彫りになった。

 関電は1957年に他社に先駆け、原子力部を設置。70年には大手電力会社で初めての美浜原発1号機(福井県美浜町)を運転開始させた。同年の大阪万博で遠く離れた会場に「原子の灯(ひ)」をともし、原発は戦後復興の希望として注目を集めた。その後も、高浜(同県高浜町)、大飯(同県おおい町)両原発を建設。85年には電源に占める原子力の比率が火力を逆転し、ピークの2002年には65%と3分の2近くに達した。原発…

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