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ドライブスルーPCR検査、新潟で導入 感染防止や効率化に期待 新型コロナ

「ドライブスルー方式」による検査実施のイメージ画像=新潟市提供

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 新型コロナウイルスの感染の有無を判断するPCR検査(遺伝子検査)で、自家用車から降りずにその場で検体を採取する「ドライブスルー方式」を、新潟市保健所が1日から導入している。導入例は全国の自治体でも少なく、市は感染拡大防止や作業の効率化が期待できるとしている。【北村秀徳】

 この方式は、検査対象者に保健所まで自家用車で来てもらい、車から降りずに、問診を行い、のどや鼻などの粘膜から検体を採取する。韓国で広く導入されており、名古屋市でも導入へ向けて準備が進められている。

 特徴は、対象者との接触を最低限に抑えられる点だ。感染が疑われる対象者が外来を受診すると院内感染のリスクが生じるが、この方式は車の中で一連の診察を終えるため、不特定多数との接触は起きない。

 効率化のメリットも大きい。専門外来や協力病院だけで採取すると1日約10件が限度だが、この方式では1日20~30件分の検体を採取できる。外来での検査は、1人終わるごとに防護服や手袋など一式を交換する必要があるが、この方式は屋外のため手袋の交換だけで済み、作業は数分で完了する。

 市はこの方式の対象者を、感染者の濃厚接触者のうち「症状が比較的軽く、自身または家族が自家用車を運転できる人」に限っている。市が把握した濃厚接触者に対し、保健所からこの方式での検査を提案する。市内感染者の濃厚接触者のうち19日現在で計272件の検査結果が判明しており、ほとんどがこの方式による検査だった。

 市保健所の高橋善樹所長は19日の記者会見で、「新型インフルエンザ流行の際に導入実績があり、市民にいち早く安心安全を提供するために導入した」と説明。市保健衛生部の野島晶子部長も「現時点で700人にも上る濃厚接触者に、体の状態に合わせて検査を受けてもらうためには、専門外来だけでは追い切れなかったと思っている」と述べた。

 この方式を巡っては、厚生労働省が公式のツイッターで「医師の診察を伴わないことが多いため、我が国では実施していない」とツイート。しかし、実際には医師が診察をしており、同省は誤りと認めて訂正した。

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