「ゲームは1日60分」香川県条例、懸念の声絶えず 議論は尽くされたのか

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香川県議会でネット・ゲーム依存症対策条例案の採決が行われ、賛成して起立する県議たちと、反対して着席したままの県議たち=高松市で2020年3月18日午前11時半、金志尚撮影
香川県議会でネット・ゲーム依存症対策条例案の採決が行われ、賛成して起立する県議たちと、反対して着席したままの県議たち=高松市で2020年3月18日午前11時半、金志尚撮影

 全国的な注目を集めてきた「ネット・ゲーム依存症対策条例」が香川県議会で可決、成立した。だが、「ゲームは1日60分」などと家庭内で守るルールの目安を規定したことや、保護者の責務を明記したことに対し、懸念の声が絶えない。議論は尽くされたのか。

 県議会は2019年9月に条例検討委員会を設置し、計7回の会合を開いた。国立病院機構・久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の樋口進院長ら専門家から意見を聞く場も設けており、検討委の委員長を務めた自民党県政会の大山一郎県議は「実際に治療に当たるなど、依存の問題を肌で感じている人から助言を受けた」と話す。

 ネットやゲームの利用時間を規定した第18条は「科学的根拠がない」などと批判のやり玉に挙がっているが、大山県議は樋口氏らの意見を参考にしたと説明。県教委の調査で1日1時間以上スマートフォンなどを利用している児童生徒の成績が落ちている結果が出ていることも判断材料にしたという。

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