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はやぶさ2がリュウグウに作った人工クレーターは14.5メートルの半円形 JAXAなど発表

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はやぶさ2が小惑星リュウグウに作った半円形の人工クレーター(点線部分)=宇宙航空研究開発機構、東京大など提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と神戸大などは20日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに作った人工クレーターについて、直径14・5メートルの半円形だったと米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。クレーターのできやすさから、リュウグウの表面の地形は数百万年前~数千万年前に形成されたと推定された。

 太陽系46億年の歴史の中では比較的最近で、かなり若い星の可能性があるという。

 はやぶさ2は2019年4月、リュウグウに銅の塊を高速で衝突させ、人工クレーターを作った。着弾地点付近に大きな岩があり、一方向に片寄ってクレーターが作られたため半円形になった。深さは最大2・3メートル。

はやぶさ2から分離したカメラが撮影した、人工クレーターを作る様子。衝突から192秒後で、小惑星リュウグウの表面から噴出物が舞い上がっている。目盛り全体の長さは25メートル=米サイエンス誌提供

 クレーターは、地球上で事前に行った模擬実験の7倍の大きさで、想定を上回った。リュウグウの表面は10センチ~数メートルの石や岩に覆われているものの、重力が地球の約10万分の1と小さく、表面が予想よりもろかったことが原因とみられる。

 一般的には大きなクレーターが少なければ、過去に大きな隕石(いんせき)の衝突が少なく、「若い」小惑星と推定される。リュウグウには大きなクレーターがあるが、小さな隕石の衝突でも大きなクレーターが作られる環境だと分かったため、従来の見積もり(約600万年~2億年前)の中でも若い部類に入ると推定した。

 神戸大の荒川政彦教授(惑星科学)は「これほど大きなクレーターができるとは非常に驚いた。リュウグウに似た小惑星の表面年代の見直しを迫る成果だ」と話している。【池田知広】

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