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2年ぶり 元の校舎で門出祝う 倉敷・真備町の川辺小で卒業式 西日本豪雨で甚大被害

教職員らに見送られる川辺小の卒業生たち=岡山県倉敷市真備町川辺の市立川辺小学校で2020年3月19日、松室花実撮影

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 2018年7月の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の市立川辺小(同市真備町川辺)で19日、2年ぶりに元の校舎で卒業式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、卒業生と保護者のみの参加となったが、38人が慣れ親しんだ校舎から巣立った。

 川辺小は豪雨で校舎1階や体育館が浸水し、18年10月からは近くの薗小の校庭に建設されたプレハブ校舎で授業を行ってきたが、20年1月に元の校舎に戻った。3日に予定されていた「6年生を送る会」もウイルスの影響で中止になったが、在校生が披露する予定だった踊りやメッセージを教職員が撮影し、卒業生は式の前に教室で鑑賞した。

 式では、本多卓郎校長が「仮設校舎やバスでの通学などいつもと違うことの連続だったが、みなさんは友達と協力して、最高学年として川辺小をリードしてくれた」と式辞を述べ、卒業生は1人ずつ別れの言葉を発表し、校歌などを合唱した。

 伴奏を担当した中見陽菜乃さん(12)は豪雨で自宅が浸水し、総社市の仮設住宅からバスで通学していたといい、「元の校舎に戻ってからは落ち着いて勉強できた」と笑顔。同じく自宅が浸水した横溝眞太朗さん(12)は「友達と離れるのがさみしい」と別れを惜しみ、母の珠実さん(44)は「災害が起きてどうなることかと心配していたが、元の校舎に戻ってからはいろいろなことに前向きに取り組んで楽しんでいた。たくさんの人に助けてもらったので、恩返しできる人に成長してほしい」と話していた。【松室花実】

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