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「労災保険適用、実現させたい」日本俳優連合理事長・西田敏行さん

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日本俳優連合(日俳連)の理事長として俳優や声優らの待遇改善を訴える西田敏行さん=日俳連提供
日本俳優連合(日俳連)の理事長として俳優や声優らの待遇改善を訴える西田敏行さん=日俳連提供

 海外と比べて公的補償が乏しい日本の芸能界。その働き手の待遇を改善してほしいと、俳優や声優らでつくる協同組合「日本俳優連合」(日俳連)が訴えています。過去に森繁久弥さんや里見浩太朗さんらが理事長を務め、現在の理事長は22作続いた「釣りバカ日誌」シリーズなど多数の映画やNHK大河ドラマ、舞台作品で知られる西田敏行さん(72)です。日本を代表する名優の一人が胸中を明かしてくれました。

 ――俳優を志した理由を教えてください。

 ◆父母の影響が大きかったですね。(故郷の)福島県郡山市の映画館によく通いました。父は邦画ファンで東映作品が大好き。一方、母は文芸路線が好みでしたから実に幅広い種類を見ることになったんです。映画は「娯楽の王様」でした。仕方話(身ぶり手ぶりを交えた話)で、見た映画のことを夢中で友だちに話しました。すると「俺もその映画を見たんだけど、今のお前の話の方が面白かったよ」なんて言われてね。「そんなに映画が好きなら、映画俳優になったらいいよ」って言ってくれる友だちがいて、だんだんその気になってしまいました。「映画俳優になるなら、標準語を身につけなくてはならない」。そう思って「東京の学校で勉強したい!」と両親を猛烈に説得して、東京の高校に行かせてもらったの。「役者になりたい」という気持ちがどんどん出てきて、演技の専門学校を経て、青年座の養成所に入って本格的に勉強することになりました。舞台「写楽考」に抜擢(ばってき)されて先輩たちに囲まれ、鍛えられたことが、本当に自分のためになったと思いますね。

 ――俳優として活動する中で、病気やけがをした経験はありますか。

 ◆役者として、おかげさまでたくさんのお仕事を楽しませていただいています。お酒、たばこ、お肉が大好きで、ついつい楽しみ過ぎちゃって良くないですね。お分かりだと思いますが、体重がね。吉永小百合先輩の忠告に従い、たばこはやめましたが、お酒はまだ…

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