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第39回土門拳賞に藤本巧氏 埋もれた日韓人的交流の歴史に光

 毎日新聞社主催の第39回土門拳賞(協賛・ニコン、ニコンイメージングジャパン、東京工芸大学)選考会は、2月20日、東京都千代田区一ツ橋の毎日新聞社で開かれ、藤本巧氏(70)に決定した。受賞対象となったのは写真集「寡黙な空間 韓国に移住した日本人漁民と花井善吉院長」(工房草土社)。60人あまりの推薦委員から寄せられた10作品の中から、藤本氏の作品の他、紀成道氏の「MOTHER」(赤々舎)、中村治氏の「HOME Portraits of the Hakka」(LITTLE MAN BOOKS)、西野嘉憲氏の「海人  八重山の海を歩く」(平凡社)が最終選考に残った。

 藤本氏は、50年にわたり韓国各地を巡りながら、古代から活発だった日本と韓国の人的交流の歴史を、韓国の中の日本、日本の中の韓国の風景にこだわり、農村や漁村、都市を撮り続けてきた。受賞作は、今でも岡山村、広島村、千葉村などの通称名が残る、明治以降に瀬戸内などの漁民が韓国に移住し生活した漁村を約10年かけて現地取材したもの。そして、1916年、日本の統治下で「救らい事業」を名目に設立された旧小鹿島慈恵…

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