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草場良八氏死去 94歳、元最高裁長官 「総理の犯罪」事実上認定

司法のトップである第12代最高裁長官に最高裁判事の草場良八氏が就任した。草場新長官は「具体的な裁判を通じて適正・妥当な解決を図ることが、司法の使命」と述べた=東京都千代田区の最高裁で1990年2月20日、鈴木実撮影

 元最高裁長官の草場良八(くさば・りょうはち)さんが13日、老衰のため死去。94歳。葬儀は近親者のみで営んだ。

 東京大法学部卒業後、1951年判事補任官。最高裁事務総長、東京高裁長官を経て89年に最高裁判事に就任し、約3カ月後の90年2月から95年11月まで第12代長官を務めた。

 長官時代には、故田中角栄元首相が受託収賄罪に問われたロッキード事件・丸紅ルートの大法廷判決(95年2月)で、贈賄などの罪に問われた元丸紅会長らの上告を棄却。元首相に渡った5億円は賄賂とし、「総理の犯罪」を事実上認定した。

3日の憲法記念日を前に、草場良八・最高裁長官は1日午後、記者会見し「法的紛争が多様化する中で、裁判所の責任はますます重大」との談話を発表した=東京都千代田区の最高裁判所で1990年5月1日、渡部聡撮影

 婚外子の遺産相続分を法律婚した夫婦の子の半分とする民法規定の違憲性が争われた裁判では、95年7月の大法廷決定で初の合憲判断を示した。18年後の2013年に判例変更され、違憲判断が出ている。

 司法行政の経験が長く、事務総長時代には簡裁の統廃合や報道機関による法廷内のカメラ取材解禁などに関わった。

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