あいちトリエンナーレ巡る関連本続々 展示中止騒動、やまぬ議論

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あいちトリエンナーレの関連本=2020年3月19日午後1時44分、山田泰生撮影
あいちトリエンナーレの関連本=2020年3月19日午後1時44分、山田泰生撮影

 2019年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」を特集した本がこの春、相次いで刊行される。会期中には企画展「表現の不自由展・その後」が一時中止に追い込まれ、「表現の自由」や「公共と芸術」など多様な論議が巻き起こった。閉幕から約半年たち、議論が再燃しそうだ。

 美術専門誌「美術手帖」(美術出版社)は4月号で「『表現の自由』とは何か?」を緊急特集。「美術を続けるための議論と提言」を幅広く紹介した。望月かおる編集長は「文化庁の補助金不交付決定を受けて広まるであろう自粛や規制を回避するべく、美術界内外から知識とアイデアを集結させた」とコメントした。

 同企画展を巡る議論は19年10月の閉幕後もやみそうにない。関連本として、吉田隆之・大阪市立大准教授の『芸術祭と地域づくり』(水曜社)、不自由展実行委員会の岡本有佳さんとアライ=ヒロユキさん編『あいちトリエンナーレ「展示中止」事件』(岩波書店)などが出版。トリエンナーレの芸術監督を務めたジャーナリスト、津田大介さんが監修した公式図録『あいちトリエンナーレ2019 情の時代』(生活の友社)も4月に刊…

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