山と大草原、描き半世紀 南魚沼・井口優さんが絵画展 八海山と尾瀬、モンゴル 厳選72点 池田記念美術館 /新潟

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モンゴルを描いた作品を説明する井口優さん=新潟県南魚沼市浦佐、池田記念美術館で
モンゴルを描いた作品を説明する井口優さん=新潟県南魚沼市浦佐、池田記念美術館で

 絵を描き続けて半世紀になる南魚沼市荒金、井口優さん(74)が、絵画展「山と大草原に魅せられて―八海山と尾瀬、モンゴルを描く―」を同市浦佐の池田記念美術館で開催、厳選した72点を展示している。6日の初日にはギャラリートークが開かれ、集まった多くの人たちに絵に対する熱い思いを語った。【板鼻幸雄】

 井口さんは、さかのぼれば中学生の時、学校に赴任した新任美術教師との出会いが、絵を描く魅力に目覚めるきっかけだった。教師の指導の下、キャンバスに油絵の具で描くという生まれて初めての経験に胸が高鳴り、自画像やバラの花などを描いた。

 社会人になってからは、目の前にそびえ立つ八海山に登り、描き続けた。描く紙は、魚沼市大沢の職人がすく大沢和紙を6枚重ねた特注品。リュックサックに入れて登り、「ここだ」と決めると描き始める。真っ白い雪で覆われた山の稜線(りょうせん)、真っ赤に染まった紅葉、雲海。こうしたダイナミックな画題が多いが、足元に置かれた「おじぞうさま」も見逃さない。井口さんは元山岳救助隊員で、山岳遭難事故が発生するたびに出動…

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