障害児施設、綱渡り 新型コロナで相次ぐ休業 「国は居場所考えて」 江別「風の丘」 /北海道

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デイサービスを利用する障害を持つ児童や生徒たち=北海道江別市で、貝塚太一撮影
デイサービスを利用する障害を持つ児童や生徒たち=北海道江別市で、貝塚太一撮影

 新型コロナウイルスの感染者数が全国最多の北海道。2月末からの学校の臨時休校は、障害児が通う特別支援学校でも続く。障害児の受け皿となる福祉事業所も休業が相次ぎ、開所する施設に利用希望者が殺到。少ないスタッフによる綱渡りでの運営の長期化に不安が高まっている。【今井美津子】

 小型トランポリンでひたすら跳びはねる子、ベッドの上を転がり続ける子――。3月上旬、札幌市のベッドタウン、江別市にある多機能型児童通所支援事業所「風の丘」。民家を改装した施設の1階遊戯室で、子供たちが思い思いに遊んでいた。全員、自閉症などさまざまな障害がある。2階では胃ろうや呼吸管理などの医療的ケアが必要な女子生徒が、看護師の介助で入浴していた。「首も腰もすわっていないので、入浴は力仕事。でもすごく気持ちよさそうにするんですよ」。看護師で施設長の西部久美さんはそう言って女子生徒に優しいまなざしを向けた。

 風の丘は未就学から18歳未満の障害者らに放課後の居場所を提供するデイサービスや宿泊を伴う短期入所などを行う。市内では唯一、医療的ケアが必要な子どもや重症心身障害児も受け入れている。

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