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今週の本棚

本村凌二・評 『古代ローマ名将列伝』=エイドリアン・ゴールズワーシー著、阪本浩・訳

 (白水社・5720円)

 今をときめく『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』の歴史家ユヴァル・ノア・ハラリは、人類はもはや飢饉(ききん)も疫病も戦争も克服し、今や肥満、老衰、自殺で亡くなる人間の数がはるかに多いと語っている。

 ところが、今年になって、中国に始原する新型コロナウイルスの感染症はもはや世界中を巻きこむ嵐になり、死者も約八千人にのぼっている。そうなると、われわれは本当に飢饉も戦争も克服したのだろうか、と問いただしたくなる。

 戦争などあってはならないし、二度の世界大戦の経験は勝利した者たちにも利得などほとんどないことを教えているはずだ。しかしながら、人類の歴史は戦争に彩られていると言ってもいいほどである。だから、それらの戦争の歴史は決してなおざりにされてはならないだろう。

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