メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

号外東京都、飲食店などに時短要請へ 25日午後5時からの記者会見で公表
今週の本棚

井波律子・評 『サイレント映画の黄金時代』=ケヴィン・ブラウンロウ著、宮本高晴・訳

 (国書刊行会・9680円)

独自の芸術領域、生き生き再現

 一九一〇年代中頃から二〇年代後半までつづいたアメリカのサイレント映画(無声映画)の黄金期を、多様な角度からたどった大著である。著者のケヴィン・ブラウンロウ(一九三八年、イギリス生まれ)は十代の頃から映画製作にたずさわりつつ、サイレント映画の収集・復元・探究につとめ、今なお他に類を見ないサイレント映画史のプロフェッショナルとして活躍している。本書の原本は今から半世紀余り前の一九六八年に刊行されたが、桁はずれの大著のためか、日本では長らく翻訳・刊行されず、これが本邦初訳である。

 本文六九〇頁(ページ)から成る本書は、全四十七章で構成されているが、ほとんどの章は比較的短く読みやすい。しかも、いわゆる映画史の研究書とは異なり、ハリウッドでサイレント映画にかかわった製作者、監督、俳優などへのインタビュー、映画雑誌などからの引用、及び著者ブラウンロウ自身の叙述が中心となっており、いきいきとした臨場感にあふれる。

この記事は有料記事です。

残り1015文字(全文1449文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. トヨタ東富士工場閉鎖 OBから惜しむ声「あんなにいい場所なのに…」

  2. 「ホテルの明細書あれば1000万%アウト」 桜前夜祭の野党ヒアリング詳報

  3. 桜を見る会「前夜祭」そもそも何が問題だったのか? 捜査の行方は?

  4. 高級車 ジャガー、ベンツ、レクサス「売らない店」の理由

  5. 株価バブルは崩壊間近

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです