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新型コロナで「使えない」世銀パンデミック債 条件厳し過ぎ、途上国支援の目的果たせず

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 感染症の世界的大流行(パンデミック)に備えて世界銀行が2017年に創設した途上国に対する資金支援制度が、新型コロナウイルスの流行後も使われないままになっており、「使い勝手が悪過ぎる」と市民団体などから批判を浴びている。資金を支出するための条件の厳格さが原因で、「制度設計の失敗」との声も出ている。

 制度は、世銀が17年に創設した「パンデミック緊急ファシリティー」。「パンデミック債」と呼ばれる債券で総額3億2000万ドル(約345億円)をあらかじめ投資家から調達した上で、一定の条件を満たせばこの資金を途上国に提供する仕組みだ。

 問題は、そのハードルが高過ぎる点にある。投資家向け資料によると、資金提供の条件には①2カ国超に感染拡大②発生国以外での死者数が2500人以上③流行発生から12週間が経過――などがある。世銀によると、新型コロナの場合は世界保健機関(WHO)に報告のあった19年12月31日を流行発生の起点としており、3月23日にようやく支出の条件が満たされた。だが、実際に資金を使うためには、「感染拡大を確認するため…

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