復興の聖火に万感 被災地出身の「ブルーインパルス」パイロットが描いた軌跡

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聖火が到着し、歓迎セレモニーで青空にカラースモークでラインを描くブルーインパルス=宮城県東松島市で2020年3月20日、手塚耕一郎撮影
聖火が到着し、歓迎セレモニーで青空にカラースモークでラインを描くブルーインパルス=宮城県東松島市で2020年3月20日、手塚耕一郎撮影

 東京オリンピックの聖火が宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した20日、現地の空を同基地所属のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が舞った。パイロットの中には、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県山田町で生まれ育った佐藤貴宏1等空尉(34)もいた。「復興五輪」を彩る聖火到着式で、佐藤さんは「被災した人々に笑顔になってほしい」と願いながら空を飛んだ。 【滝沢一誠】

 聖火到着式の途中の午前11時40分ごろ、ブルーインパルス6機の空中飛行が始まった。佐藤さんが操縦する6番機も空を舞い、5色のラインのうち黄色の線を描いた。

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