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はたらくα

演じる者たちの未来/下 厳しい世界だからこそ安心を

=日俳連提供

 <くらしナビ・ライフスタイル>

 海外と比べて社会保障が乏しい日本の芸能界で、俳優や声優らでつくる協同組合「日本俳優連合」(日俳連)が労働環境の改善を訴えている。理事長は俳優の西田敏行さん(72)。「釣りバカ日誌」シリーズなど多数の映画や舞台作品で知られるベテランは今、何を思うのか。

「不遇の時期」経験

 「映画は娯楽の王様」――。福島県郡山市に生まれた「団塊の世代」の一人だ。東映作品が大好きだった父親と文芸路線に親しんだ母親の下、幅広いジャンルを見て育ったのは幸せだった。足しげく映画館に通っては、見た作品の面白さを身ぶり手ぶりで友人に説明していた少年時代。周りは「そんなに映画が好きなら映画俳優になればいい」と言ってくれた。「だんだんその気になってしまって……。『東京の学校で勉強したい』と、両親を猛烈に説得しました」

 都内の高校で学んだ後、演技の専門学校や劇団「青年座」の養成所に入る。当時の楽しみは、友人にお金を借りて新宿駅西口で「250円の天ぷらそば」を食べること。アルバイトをかけ持ちし、いわゆる「不遇の時期」も経験した。国内では前回の1964年東京五輪をきっかけに、高速道路や高層ビルが急速に整備されていく。そんな時流の中、西田さんは舞台「写楽考」で主役を務め、80年代に入るとテレビドラマ「池中玄太80キロ…

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