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静寂の土俵

35歳・白鵬、角界背負い存在感

鶴竜(左)を攻める白鵬=エディオンアリーナ大阪で2020年3月22日、猪飼健史撮影

 異例の無観客場所で、最後を締めたのは両横綱による見応え十分の攻防。本来ならば、割れんばかりの拍手と歓声が館内を包んだはずだ。熱戦を制した白鵬は「これで終わったなという感じ」。いつもの土俵下でなく室内での優勝インタビューに、笑顔はなかった。

 巻き替えの応酬。右四つ、左四つと体勢を変え、相手の出方をうかがいながら、鶴竜がもろ差しを狙って脇があいたのを逃さなかった。白鵬は逆にもろ差しに持ち込んで主導権を握り、最後は右四つで寄り切った。

 数々の勲章を手にしてきた大横綱にとっても「見えない敵」との戦いは未知の世界だった。無観客の静かな土俵で毎日の土俵入り。「モチベーションをどこに持っていくか。(気持ちの)浮き沈みが激しかった」と明かす。気の迷いは取組にも表れた。12日目の正代戦は不用意な張り手を繰り出す雑な取り口で敗れ、報道陣の問いかけにも無言で去った。

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