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「お湯が効く」「アイスNG」コロナ対策、インドで真偽不明の情報が拡散

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医療従事者への感謝を示すため、バルコニーで手をたたいたり音を鳴らしたりする人たち=インド・ムンバイで2020年3月22日、AP
医療従事者への感謝を示すため、バルコニーで手をたたいたり音を鳴らしたりする人たち=インド・ムンバイで2020年3月22日、AP

 ウイルスは熱に弱く、お湯を飲むことは効き目がある--。インドで新型コロナウイルスの感染防止策や治療法として、真偽不明の情報が拡散している。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で出回っているほか、ヒンズー至上主義者らが科学的根拠に乏しい主張を展開しており、政府が対応に苦慮している。

 インドではSNSが普及しており、真偽不明の情報が「国連」や「医師」の「勧告」などとして流布。「アイスクリームなど冷たい食品を食べない」ことを勧めるものもある。

 さらにやっかいなのが、人口の8割を占めるヒンズー教の考えに由来する主張も相次いでいることだ。ヒンズー至上主義者の団体は今月14日にニューデリーで集会を開き、ヒンズー教で神聖とされる牛の尿を飲んで効果をアピール。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の国政与党・インド人民党の政治家からは、牛のふん尿や菜食主義の効果を主張する意見が出ている。

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