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女優、宮城まり子さん死去 93歳 養護施設「ねむの木学園」運営

宮城まり子さん=1995年11月14日撮影

 日本で初めての肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を運営してきた女優、宮城まり子(みやぎ・まりこ、本名・本目真理子=ほんめ・まりこ)さんが21日、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。93歳。27日に同学園の子供たちと教職員のみで学園葬を営む。

 東京都出身。1955年に歌手として「ガード下の靴みがき」が大ヒット。その後、ミュージカル女優などとしても活躍し、テレビドラマ「てんてん娘」や映画「オンボロ人生」で地位を築いた。

障害者アートの除幕式に出席した宮城まり子さん(中央)=静岡県庁で2019年11月8日午前11時22分、山田英之撮影

脳性まひの子の役を演じたことなどから障害児教育への関心を高め、68年に私財を投じて「ねむの木学園」を静岡県浜岡町(現御前崎市)に開いた。74年、障害のある子供たちとの日々を描いた記録映画「ねむの木の詩」を製作・監督して反響を呼んだ。

 97年、施設を同県掛川市に移すとともに「ねむの木村」を開設。美術館などを併設して独自の障害児教育に取り組むとともに、全国各地で絵画展やコンサートを開いて障害者への理解を訴えてきた。

「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」を訪れ、ねむの木学園の宮城まり子理事長(中央)らの出迎えを受けられる皇后さま(当時)=東京都中央区の東京銀座画廊・美術館で2016年5月27日(代表撮影)

 94年7月に死去した作家の吉行淳之介さんとは、伴侶として約40年間を過ごし、99年には園内に吉行淳之介文学館も開設した。

ねむの木学園の利用者たちに、天皇、皇后両陛下(当時)を迎える際に披露するダンスを指導する宮城まり子さん=静岡県掛川市で2018年6月29日午後2時54分、山田奈緒撮影

 2012年に瑞宝小綬章を受章。上皇ご夫妻とも交流があり、18年11月にはご夫妻が私的旅行として、ねむの木学園を訪ねられるなどした。

 学園を巡っては、11年2月、関連団体の元職員らが宮城さんから運営資金約1500万円をだまし取ったとして警視庁に詐欺容疑で逮捕される事件も起きた。【岡大介】

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