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私の記念碑

ピアニスト 田部京子/3 シューベルトに共感

シューベルトについて語る田部京子=尾籠章裕撮影

 ソリストとして順調に歩んでいた29歳の田部京子を、突然の試練が襲う。シューマン「交響的練習曲」のCD録音に向かう途中、迎車の衝突事故で頸部(けいぶ)を負傷したのだ。救急車で搬送されながら、妙な興奮状態で「明日は会場に入ります」と話したのを覚えている。が、むち打ちの後遺症で3カ月間、ピアノに触ることもできず、リハビリにはさらに3カ月を要した。

 「なぜこんな目に」「演奏活動に戻れるのか」。悲嘆と不安の堂々巡りのうちにも「復帰がかなったら、常に『これが最後になっても後悔しない』演奏をしよう」と誓った。「不思議と弾けない間にも、自分の中で音楽は、確かに培われていたように感じます。長い人生に、決して無駄ではない時間でした」

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