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減災に向けて・有珠山噴火20年

/中 物流の主要路線確保 危険区域の住宅移転は進まず /北海道

洞爺湖温泉街のすぐ近くで噴火する有珠山=2000年4月2日、本社ヘリから中村琢磨撮影

 山頂火口から2キロ圏に市街地がある有珠山。国内では長野・群馬県境の浅間山や伊豆諸島の三宅島なども10~30年周期で噴火を繰り返しているが、多くの人が住む集落がこれほど近くにある活火山はなく、世界的に見ても噴火災害の危険が高いといわれる。

 2000年噴火は噴煙が一時、約3500メートルの高さにまで広がったとされたが、その後の研究で噴火直後の実際の高さは約500メートルと低く、有史以来、最も小規模な活動だったことが分かっている。それでも周辺主要道路の国道230号や洞爺湖温泉街の西部には大量の岩塊が降り注ぎ、伊達、洞爺湖(旧虻田)、壮瞥の3市町で約7200人が半年間にわたって避難を余儀なくされた。

 噴火後の防災対策として、住民避難が必要な地域を示した火山防災マップが01年に改定された。山麓(さんろく)噴火の際に発生が予想される火砕サージ(高熱の砂嵐)の到達範囲を危険区域として加えたほか、噴石の到達範囲も従来より約250メートル広げられ、山頂から最大9キロに拡大された。

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